先日、地元に住む従兄弟と飲みに行った。
その従兄弟とは、私の1歳下で小学生の頃から仲が良かった。
同級生が働いている居酒屋
私は大学生時代から地元を離れて神奈川で暮らしているが、従兄弟は私の実家近くの香川県にて生活していた。
ちなみに、職種は運送業であり、トラックを2台所有していて従業員も雇っていた。
私が地元に帰ると、待ち合わせの時間に従兄弟の住む家に向かった。
その後、従兄弟の所有するレクサスで飲みに出掛けたわけだが、基本地元を離れている関係で飲む場所にはまったく詳しくないので、従兄弟の方に店は任せた。
「むつひろという居酒屋が旨いからそこに行こう」
従兄弟はそのように言葉を発すると続けて、以下のようなことを話した。
「そういえば、そこの店ではクロちゃんの同級生が働いているみたいだよ。
以前、飲みに行った時にクロちゃんのこと知っているという人がいた」
私のことを知っている店員がいるだと?
いったい誰だろうか。
小学生4年生の時に好きだった由美子さんと再開
居酒屋に到着すると、座敷で従兄弟と談笑しながら、酒を酌み交わした。
レバ刺しや鳥刺しなど、非常に美味かった。
今日はとてもいい気分だ。
すると飲み始めてから約1時間後に、一人の店員さんが飲み物を届けたのだが、その時に従兄弟が言葉を発した。
「この人がクロちゃんの同級生の人だよ」
そう声を掛けられて、その女性店員を改めて見てみたのだが、いったい誰なのだか分からなかった。
「あれ~~。誰だろう・・お名前を教えてもらえますか?」
「安藤由美子です」
意外な名前が出てきたので私は驚愕した。
「えぇ~~!!安藤由美子さんですかぁ!」
紛れもなく、小学生時代に私が好きだった女の子だったのだ。
その後、心を落ち着かせつつ言葉を発した。
「まさか、安藤さんと会うとはびっくりしたよw
相変わらず可愛いですね~~」
小学生時代に他の女子よりも圧倒的に抜きん出た可愛さを持っていた安藤さんは、40代中盤になっても相変わらず可愛かった。
実際に、小中学生時代に可愛くても、30代~40代と歳をとるに連れて落ちぶれていく女がほとんどであると思われるが、安藤さんは違った。
流石に、クラスで1番・・いや、学年で1番可愛かったといっても過言でもない人だったので、このくらいのレベルの人となると歳をとってもずっと可愛いものなのだろうと思った。
小中高生時代に好きになった女の子
思い返してみると
小学生時代には3人
中学生時代には1人
高校生時代には1人
といった感じで好きな女が存在した。
もちろん、大学生になるまで童貞だったので、その時代には大した恋愛経験はなかったのだが、人間である以上好きな女は存在した。
そして、その中でも安藤由美子さんは最もレベルが高かったと断言できる。
とにかく、他者を圧倒する可愛さだったのだ。
その為、小学4年生の時に隣の席になったことがあったのだが、あまりにも可愛かった為に、冷たくあしらわれそうな気がして、とても話を掛けることなどできなかった。
可愛さがある一定のレベルを超えると、「俺には無理」といった理由で逆に敬遠されてしまうという話があるけど、安藤さんはまさにその典型。
小学生時代に一言も話し掛けることなんてできなかったし、彼女の存在によって
「ゆみこ」という名前は可愛いという先入観が付いてしまったのだ。
とにかく、そこからの私の人生においては「ゆみこ」という名前を聞くだけで、たぶんその女は可愛いのだろうと勝手なイメージを持つに至った。
それほどまでに、安藤由美子さんのイメージは強烈だった。
お互いの人生
以上のように、小学生時代に緊張して声を掛けられなかったというエピソードがある中で、今現在話をしているのが何とも不思議な気分だった。
「安藤さんって高校どこいったの?
たしか、小学生の時に、同じクラスになったけど、中学~高校はまったく一緒になったことがなかったよね」
すると、安藤さんは高校においては地元では偏差値56程度の頭の良い高校に進学しており、卒業後は美容師の道に進んだということがわかった。
さらにその後、結婚して東京で暮らしていたのだが、離婚して地元に戻り今現在は弟の経営するこの居酒屋で働いているとのことだった。
ちなみに、バツイチだが子持ちではなかった。
いずれにしても、それほど恵まれた境遇ではないというか、離婚歴もあるということで苦労もあったんだなと思った。
それにしてもこんな美人で可愛い安藤さんと離婚するとは、相方の男の思考が理解できない。
その時に話をしたのは3~4分くらいで、その後、安藤さんは他の客の呼び出しもあってその場を離れたのだが、私のテンションは終始上がりっぱなしだった。
その後、帰りがけにカウンターで会計を済ませると、その場にいた安藤さんに以下のような話をした。
「小学生時代にクラスで一番人気あったのは安藤さんだよ。
人気のある女子は2~3人いたけど、安藤さんが一番可愛かったからね(笑)」
安藤さんは恥ずかしそうとも嬉しそうともとれる表情を浮かべると
「また飲みにきてね」
と私を見送った。
それにしても、まさか安藤さんと再開するとは・・。
私のことを知っている女子がいると従兄弟から聞いた時は、どうせロクなやつじゃねえと勝手に決めつけていたのだが、こんな他愛のないことでも得した気分になれたのは、やはり安藤さんの魅力によるものだと思う。
再会じゃないのか・・・・・・・。
再開したけど、ただそれだけです
その後はどうなりましたか?
何もないですが。また後で飲みに行くかも。
顔が見たいんでw